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越境する音楽家、挾間美帆インタビュー(前編)|挾間美帆のシンフォニック・ジャズが、オーケストラ×ジャズの新境地を切り拓く!
いまだにジャズを、好事家の頑固親父が顔をしかめて聴くものだとか、お洒落なバーやカフェのバック・グ... いまだにジャズを、好事家の頑固親父が顔をしかめて聴くものだとか、お洒落なバーやカフェのバック・グラウンド・ミュージックだとか、思ってはいないだろうか? もし、そうした昔ながらのイメージにとらわれているのだとしたら実にもったいない。 21世紀に入ってからというもの、ジャズ・ミュージシャンは最先端のエンターテイメントとして音楽フェスの会場でロックを超えるほどの熱狂を引き起こし、他方ではクラシック音楽や現代音楽の分野でも芸術性を認められるジャズ作曲家が現れはじめているのだから。 国立音楽大学でクラシック音楽の作曲を学んでいた挾間は、2007年に突如として日本が世界に誇るジャズ・ピアニスト山下洋輔のコンサートに抜擢。山下と共作した《ピアノ協奏曲第3番「エクスプローラー」》は、2008年1月に佐渡裕の指揮により初演されて一躍話題となり、新鋭作曲家として注目を集めた。 その後、2010年にマンハッタン
2018/04/02 リンク