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そして角換わりといえば、丸山忠久九段に話を聞かねばならない。 名人2期、棋王1期を誇り、兄弟子であ... そして角換わりといえば、丸山忠久九段に話を聞かねばならない。 名人2期、棋王1期を誇り、兄弟子である故・米長邦雄永世棋聖をして「角換わりを指させたら、谷川、羽生でもかなわない」とまで言わしめた、角換わりのスペシャリストである。 今期の叡王戦にもシード棋士として本戦から登場する。 その丸山に、将棋ソフト登場以前と登場以後の角換わりを取り巻く状況の違いを語ってもらった。 丸山「角換わりは、わりと自分の手持ちのカードが見えづらかったんですよ。見えづら『かった』、というのは、AIが登場する以前ということなんですが」 丸山「要するに、自分の研究していることや、自分の狙ってる手が、非常にわかりづらい戦型だったので、『これはここで出そう』『これはあそこで出そう』とか、そういうふうにカードを切れる。でも今は(ソフトで検討すれば)見られちゃいますからね」 ――では、丸山先生の研究が丸裸に……。 丸山「研究が
2020/06/05 リンク