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補論・密やかにデバッグされる世界 - Der Schacht von Babel
◆序 本稿は、平山悠・編著『FEECO vol.4』に寄稿した「密やかにデバッグされる世界」と題した論考におい... ◆序 本稿は、平山悠・編著『FEECO vol.4』に寄稿した「密やかにデバッグされる世界」と題した論考において説明・検討不十分となってしまった箇所を補うものである。先述のテクストでは、合成音声音楽~hyperpopに共通する過剰性=情報過多な性格を現実に対する負荷テストとしての“デバッグ”と見做し、2021年にMaltine RecordsからリリースされたquoreeのEP『鉛色の街』をデバッグの好例のひとつとして紹介している。寄稿と本稿は相補的な関係だが、執筆に際しては本稿のみで独立した論考として読み進めていただくこともできるよう心掛けた。本稿を読んで興味を惹かれた方は、ぜひ『FEECO』本誌を購入いただけると幸いである。 ◆デバッグ実践としてのhyperpop まず、本論の骨子となる「デバッグ」という言葉の原義について、株式会社インセプトが運営するIT用語辞典e-Wordsから引用
2022/05/17 リンク