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奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知ってーUDデジタル教科書体 開発物語 [ 高田 裕美 ] - 半熟ババァ読書録 -本と勉強と時々映画-
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お題「この前読んだ本」 内容紹介(出版社より) ■読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでの... お題「この前読んだ本」 内容紹介(出版社より) ■読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまでのノンフィクション! UDデジタル教科書体の完成から3年が経った頃、私は仕事の関係で、障害のある子どもの教育や就労を支援している会社を訪れました。 そこでは発達障害、学習障害、ダウン症といったさまざまな困難を抱える子どもたちを支援する学習教室を運営していたのですが、あるベテランの女性スタッフの方が、こんな話をしてくれました。 「うちの教室に、ディスレクシアの小学生の男の子がいるんです。その子は普通の本や教科書では文字がうまく読めなくて、『どうせおれには無理だから』って、いつも途中で読むのを諦めていたんです」 「それで、あるときUDデジタル教科書体のことを知って、試しに教材のフォントを変えてみたんです。そしたら教材を見た瞬間、その子が『これなら読める! おれ、バカじゃなかったんだ!』って。暗かっ