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Coccoさんが伝える役者だった祖父の戦争体験 “おなら”でつないだ命とは - 琉球新報デジタル
8月15日は終戦の日。県出身のアーティスト・Coccoさんは、重要無形文化財「組踊」の保持者で沖縄芝居の... 8月15日は終戦の日。県出身のアーティスト・Coccoさんは、重要無形文化財「組踊」の保持者で沖縄芝居の名優でもある祖父・故真喜志康忠さんから戦争体験を聞いて育った。祖父の経験を「自分が伝える」と胸に決めている。 真喜志さんは1944年、満州に出征した。満州では、雪で埋めることができずに積み上げられた、兵士の死体の見張り番をしたと、Coccoさんに話したことがある。45年には捕虜としてシベリアに抑留され強制労働を課された。 Coccoさんによると、栄養失調で動けなくなった真喜志さんを遺棄しようと兵士が持ち上げた瞬間、真喜志さんが大きな音で放屁(ほうひ)をした。「よれよれになったじいじが、しに(とっても)大きいおならして『腸が動くんだ。ちょっと残そう』となったって」。真喜志さんは「おならをしたから、お前たちがいるんだぞ」と家族に話していたと、Coccoさんは振り返る。 瀕死(ひんし)の状態で
2020/08/16 リンク