学校のエアコン、稼働基準の「室温」を削除 時間外稼働も緩和 沖縄県教委が通知見直し

県立学校の教室などの空調に関して、県教育委員会は２日までに稼働基準の通知を見直した。これまで「原則として室温２７度以下の場合は運転しない」としていたが「状況に応じて柔軟に対応する」と、室温に関する記述を削除した。原則認めていなかった学校時間外の稼働は「補習などの学習の機会や進路指導など校務で学校長が適正と判断する場合を除き、運転しない」と緩和した。 県教委は、６月２４日～７月１日、全県立学校８４校に調査を実施。原油価格高騰に伴う電気料金の値上がりや、感染対策による空調稼働への影響を調べた。 その結果、９２％の県立学校が新型コロナウイルス感染対策のための換気で、教室などで空調稼働時の室温が上昇したと回答。児童・生徒や教職員の健康面などに配慮して内容を改正し、８月２４日付で各県立学校長に通知した。 調査ではこのほか、換気で空調機器の消費電力が増加して、最大需要電力を制御する「デマンド監視装置」

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“調査ではこのほか、換気で空調機器の消費電力が増加して、最大需要電力を制御する「デマンド監視装置」の上限に達し、空調機器が一時停止するなど影響が出たという声もあった”