人気観光地・古宇利島に農業用水が来ない･･劣化した送水管修繕費6200万円超を可決 工事は12月以降の見通し 名護市議会 - 琉球新報デジタル

経年劣化によって接続部分にゆがみが生じた送水管＝7月26日、今帰仁村の古宇利大橋 【名護】送水管に経年劣化が確認されたことで、今帰仁村古宇利島への農業用水の給水が停止している件で、名護市議会（金城隆議長）は19日、送水管を修繕するための6259万円を含む一般会計補正予算を可決した。現在は調査業務を実施中で、工事の着手は今年12月以降になる見通し。地元農家からは早期復旧を望む声が上がっていた。 給水停止で古宇利島の2カ所の給水所が使用できなくなっている。農家は片道10分かけて屋我地島の給水所まで行って、水を持ち帰る必要がある。 送水管は古宇利大橋に併設されている。国の委託を受けた名護市と今帰仁村が管理しており、維持や操作は羽地大川土地改良区が担う。 （長嶺晃太朗）