妊娠前～妊娠初期のカルシウム投与の子癇前症予防効果 - めごめも！

妊娠前の女性に1日500ｍｇのカルシウムを妊娠20週まで投与するというトライアル。主要アウトカムは子癇前症。そもそも700弱×2群のうち、妊娠したのが300強×2、その中で子癇前症が起こるかどうかなので、大規模に集めたように見える割には、それほどでもないトライアルとなりました。その結果、全体としてはなんら関係のない結果となり、ちゃんとカルシウムを飲んでいた人に限って解析すると、予防効果があったという結果になっています。 コクランでは妊娠初期のカルシウム摂取は、特に食事によるカルシウムの摂取量が少ない女性の子癇前症リスクの有意な低下につながるが、結果は過大評価されている可能性があるとしています（下記リンク）。質の高い大規模試験によって確認する必要がって、その結果が出るまでは、食事によるカルシウム摂取量が少なく高用量の補充も困難である妊婦には、補充しないよりは、低用量のサプリメント（500～6