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「ミマス」内部の海は"若い"? 現在進行形で拡大している可能性が示される
土星の衛星「ミマス」は、かつては地質活動のない天体であると考えられてきました。ミマスの直径は約400... 土星の衛星「ミマス」は、かつては地質活動のない天体であると考えられてきました。ミマスの直径は約400kmと小さく、他の衛星との位置関係から潮汐力もあまり受けないため、内部で熱は生じていないと考えられていたためです。そのうえ、ミマスの表面に火山や谷のような構造はみられず、表面全体を覆うクレーターには埋められた形跡もありません。そのため、ミマスの内部は氷と岩石がほぼ均一に混ざり合っていて、明確な構造を持たないと考えられてきました。 しかし、NASAの土星探査機「カッシーニ」が、そのミッションの終わりごろにミマスに接近した時、状況が変わりました。ミマスの自転周期を厳密に測定すると、わずかながら振動していることがわかったのです。この現象は「秤動」と呼ばれていて、地球の月をはじめ多くの天体で一般的に起こる現象です。秤動に大きな影響を与えるのは公転軌道の特性ですが、ミマスの場合は公転軌道の値だけでは秤
2023/02/13 リンク