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モールスからテレタイプへ | yasuokaの日記 | スラド
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モールスからテレタイプへ | yasuokaの日記 | スラド
松田裕之の『モールス電信士のアメリカ史』(日本経済評論社、2011年4月)を読んだ。私(安岡孝一)の専門分... 松田裕之の『モールス電信士のアメリカ史』(日本経済評論社、2011年4月)を読んだ。私(安岡孝一)の専門分野と近いこともあって、結構たのしく読めたのだが、『文字符号の歴史 欧米と日本編』を引用しそこなっている個所がいくつかあって、そのあたりが気になった。たとえば、Alfred Vailがモールス符号を設計するくだり。 ――さて、どの文字がすり減っているかな ヴェイルは職人の活字箱を調べることで、文字の使用頻度を入念に確認した。活字の摩耗度からそれが判明するからだ。この調査をもとに、彼は文字と符号の組み合わせを決定する。すなわち、最も活字の摩耗度が激しい「E」には《・》、次に激しい「T」には《-》、その次に激しい「A」には《・-》というように、頻出度の高い文字ほど簡潔な符号で表した。(p.19) Alfred Vailは、印刷所の活字箱の活字数と、活字の発注数は調査したが、活字の摩耗度をチェ