花王、肌の繊細な質感を評価・可視化する「肌評価AI」を開発｜週刊粧業オンライン

花王メイクアップ研究所は、人工知能（AI）技術の1つである深層学習（ディープラーニング）を用いて、肌の見た目の印象を客観的・定量的に評価し、さらに画像化する「肌評価AI」を開発した。 この技術を応用することで、化粧感、化粧くずれの程度、年齢印象などを、客観的に評価することが可能となる。今回の研究成果は、日本視覚学会2021年冬季大会（2021年1月20～22日、オンライン開催）にて発表している。 同社は、肌を美しく魅せるメークアップ化粧品を提供するため、これまで見た目の肌印象を評価するさまざまな手法を開発し、化粧品開発に応用してきたが、多様で繊細な肌印象の違いを人の目と同じレベルで評価することは難しく、特殊な装置を必要とするため、測定が容易ではないという課題があった。