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【源氏物語 34 第3帖 空蝉5 完】空蝉に去られた源氏は小君にぼやく。残された薄衣を手放そうとはしない源氏。 空蝉も複雑な思いを抱える - 源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸
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小君を車のあとに乗せて、 源氏は二条の院へ帰った。 その人に逃げられてしまった今夜の始末を源氏は話... 小君を車のあとに乗せて、 源氏は二条の院へ帰った。 その人に逃げられてしまった今夜の始末を源氏は話して、 おまえは子供だ、やはりだめだと言い、 その姉の態度があくまで恨めしいふうに語った。 気の毒で小君は何とも返辞をすることができなかった。 「姉さんは私をよほどきらっているらしいから、 そんなにきらわれる自分がいやになった。 そうじゃないか、 せめて話すことぐらいはしてくれてもよさそうじゃないか。 私は伊予介よりつまらない男に違いない」 恨めしい心から、こんなことを言った。 そして持って来た薄い着物を寝床の中へ入れて寝た。 小君をすぐ前に寝させて、恨めしく思うことも、 恋しい心持ちも言っていた。 「おまえはかわいいけれど、恨めしい人の弟だから、 いつまでも私の心がおまえを愛しうるかどうか」 まじめそうに源氏がこう言うのを聞いて小君はしおれていた。 しばらく目を閉じていたが源氏は寝られなかっ