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「春はあけぼの」。そしてまた、春夏秋冬が始まる…。“枕草子” に見る四季の移ろい。(季節・暮らしの話題 2016年03月07日) - tenki.jp
ご存じ、「春はあけぼの」で始まる「枕草子」。清少納言は、「春は明け方がいい」といいました。次いで... ご存じ、「春はあけぼの」で始まる「枕草子」。清少納言は、「春は明け方がいい」といいました。次いで、「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬は早朝」…。 季節は春。一年がまた始まろうとしています。かの清少納言は枕草子で、「春・夏・秋・冬」をどのように感じていたのでしょう。 「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」 (春は明け方がいい。だんだんと白くなっていく山の稜線が、少し明るくなって、紫がかった雲が細くたなびいている景色が、趣き深くていいのだ。) 春の夜明けの空は、夕暮れの真っ赤な空と違って、夜空の青と朝の日差しが混じりあい、まさに「紫がかった雲」を見ることができる時間帯です。冬の朝は暗く、早起きはつらいですが、春になり、夜が明けるのが早くなってくると、早起きが苦痛でなくなってきます。平安の時代、清少納言は夜が明けるころに起き出し、空を眺め、「やっぱり
2016/03/07 リンク