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病院外来の考察 - まちづくりと家庭医2
これまで中小病院では総合内科的医師養成を目指して来たと思う。 ヒストリーフィジカルが出来る総合内科... これまで中小病院では総合内科的医師養成を目指して来たと思う。 ヒストリーフィジカルが出来る総合内科医を作ることが地域で医師を作る最良の方法だと思っていた。 しかし、はっきりいって自分がその現場で行ったことはうまくいかなかった。もともと、家庭医志向の医師が集まっていたこともあり、病棟医になりたいという人はそういなかった。 なぜ、だめだったか。 その考察はいろいろできるが、一つ言えるとすれば、家庭医は診療所にこそ必要で、そちらへの供給が優先されたことにある。 では、病院で家庭医は活躍できないのか。 病院家庭医が必要と思い、かなり意識的に病棟に家庭医療的エッセンスを取り入れようとしたが、これも徒労に終わった。 日々点滴の調整に追われ、血液ガス分析をする頭と、家庭医療カンファレンスのリーダーとしての頭は共存しない。 総合内科医でもなく、病院家庭医でもない。中小病院を支えるのは誰なんだろう。 これま
2014/09/12 リンク