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トーチweb 老後を考える 【老いを追う 8 〜年寄りの歴史〜】
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老いを追う 8 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第三章 不老長寿の願い 2 いろいろな果実に託して不死を... 老いを追う 8 〜年寄りの歴史〜 畑中章宏 第三章 不老長寿の願い 2 いろいろな果実に託して不死をかなえようとした人がいる一方、巧まずして長命を得た人もいた。しかし、自らの意志で不老を望んだわけではない彼らは、長く生きることができたものの、決して幸せではなかったようである。 そうしたうちのひとりに、柳田国男が紹介した北秋田比内の百姓作之丞がいる。 雄猿部(おさるべ。現在の尾花沢か)の山に昔、モミかなにかの老木があり、そのいちばん太い枝の先に、久しい以前から人間のように見えるものがぶら下がっていた。比内の某村に住んでいた作之丞という男が、天狗さまに連れて行かれて引っかかっているという評判だった。ところがある日その姿が忽然と見えなくなり、時同じくして作之丞が故郷の村に帰ってきた。家では孫か曾孫が迎えてくれたので、こまごまと昔の話を語って聞かせた。 ちょうど八十年以前、まだ四十少し前の年頃に、