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追い詰められた男の発想が変えた食材の歴史
レンジで温めるだけで食べられる。かつ長期保存も可能。冷凍食品は今や日常生活に欠かせないが、かつて... レンジで温めるだけで食べられる。かつ長期保存も可能。冷凍食品は今や日常生活に欠かせないが、かつては「美味しくない」「食感が悪い」などと評判は芳しくなく、一般家庭や外食産業などに受け入れられるようになるまでには、多くの困難があった。 3月28日(土)夜9時からTBSテレビが放送の60周年特別企画「ものづくり日本の奇跡」の「第5夜」では、冷凍食品の普及に立ちはだかったハードルを乗り越えた男たちの闘いが描かれる。キーワードは「オリンピック」と「シベリア」だ。 「オリンピック」が必要とした冷凍食品 話は50年以上前にさかのぼる。1964年の東京オリンピックだ。開催まであと1年半となった1963年4月、日本を代表する4つのホテルの料理長が集められた。世界各地から集まるおよそ7000人の選手団が、選手村で取る食事を提供するのは開催国の慣例だった。そこで検討されたのが、選手村で提供する食材の調達問題だ。
2015/03/30 リンク