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Vol.8 環世界の相互浸透 | 未来を思い出すために | 連載 | Webマガジン「考える人」 | 新潮社
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Vol.8 環世界の相互浸透 | 未来を思い出すために | 連載 | Webマガジン「考える人」 | 新潮社
作りながら観て、模倣しながら実験する。この循環を、デザインとアートを並行して教える大学において実... 作りながら観て、模倣しながら実験する。この循環を、デザインとアートを並行して教える大学において実践する生活のなかで、わたしや周囲の学生は少しずつ、それぞれに独自のスタイル(作風)の萌芽を顕在化させていった。当人に固有の署名のように、繰り返しさまざまな場所に現れる、微かなパターン。たとえば、ある人はいつもとても小さなグラフィックの要素を細かくつなぎ合わせ、別のある人は特定の中間色を多めに使用する。また別の人は、画面いっぱいに長方形を引き伸ばす、といったクセを見せる。自分の場合は、文字を分解した小さな図形でいくつかのモチーフを作り、それらを大量に複製して画面を構成するということを何度も繰り返していたことを、同級生の指摘を受けて気づいた。それはほとんどの場合、意図的に築き上げた様式としてではなく、何をやっていても無意識のうちに、反復的に表れ出てしまうものである。それに各自がふとした時に気づいて、