【茨城新聞】茨城・つくばセンタービル、住民監査請求を棄却 リニューアル事業

「つくばセンタービル」(茨城県つくば市吾妻)のリニューアル事業を巡り、市民有志が事業費の返還などを求めた住民監査請求について、市監査委員が請求を棄却したことが14日、分かった。決定は8日付。 市は総事業費10億円以上の大規模事業について、市の要綱に基づき、妥当性などの評価を行うとしている。 市民有志は、ビル内の整備などを担うまちづくり会社への出資金を含めた総事業費が10億円を超えるにもかかわらず、市が評価を行わなかったことは違法と主張していた。 市監査委員は、市の「大規模事業評価制度運用マニュアル」の中で、「市が出資を行う事業は(評価の)対象にならない」との記載があることを理由に、まちづくり会社への出資は総事業費に含まれず、基準となる10億円を超えないとして棄却した。 有志の一人、酒井泉さん(72)は回答を不服とし、「まずは市に話し合いを申し入れたい。その結果によっては住民訴訟も検討してい