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第1回 もうすぐ70歳|「老年にはなったけど…」四方田犬彦
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第1回 もうすぐ70歳|「老年にはなったけど…」四方田犬彦
1953年生まれのわたしは2023年に70歳になる。これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは... 1953年生まれのわたしは2023年に70歳になる。これまでは老人見習いのような感じであったが、これからは本格的に「高齢者」の域に突入する。さあ来たぞ。来るなら来い。 そこで現在自分が人生観、世界観(というとあまりに厳粛な感じがするので、そういいたくはないが、要するに毎日の普通の心構え)を整理して纏めておきたい。 かつてわたしにとって憧れの老人であった吉田健一は、生きていて一番いい時期は老年であると書いた。わたしは学生時代から『時間』や『思い出すこと』、『時をたたせるために』といった著作を愛読していて、彼が繰り返し老人になることの心地よさを説いていることに感銘を受けていた。 吉田健一は書いている。老人ということでただ唯一面倒なのは、生れてきてあっという間に老人になれるものではないということだ。老人になるにはひどく時間がかかる。それが面倒だと、彼はいった。 信じられないことだが、ヨシケンは6