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そば屋なのに…忘れられないハードな年越し 断れなかったリクエスト
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そば屋なのに…忘れられないハードな年越し 断れなかったリクエスト
冬もせいろを食べて欲しい 頼まれて、断り切れなくて 今年の大晦日は持ち帰りで 大晦日は、そば屋にとっ... 冬もせいろを食べて欲しい 頼まれて、断り切れなくて 今年の大晦日は持ち帰りで 大晦日は、そば屋にとって年に一度のかき入れ時。前日から徹夜で準備をするお店も少なくありません。あるそば屋の店主は年末になると、常連客からの「リクエスト」を引き受けた時のことを思い出すそうです。そばへの情熱と年越しの思い出を聞きました。(朝日新聞デジタル企画報道部・武田啓亮) 冬もせいろを食べて欲しい 12月下旬の午後、東京都練馬区にある「手打ちそば 萬月」を訪ねると、ちょうど仕込みをしているところでした。レトロな雰囲気の店内には、かつお節と醬油の良い香りが、かすかに漂っています。 「醬油、酒、みりんを材料に、そばつゆの元になる『かえし』を作るんです。直接火にかけるんじゃなくて、こうやって鍋のお湯で湯煎するんですよ」 店主の永山功さん(56)が説明してくれました。