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太宰治 懶惰の歌留多
私の数ある悪徳の中で、最も顕著の悪徳は、怠惰(たいだ)である。これは、もう、疑いをいれない。よほ... 私の数ある悪徳の中で、最も顕著の悪徳は、怠惰(たいだ)である。これは、もう、疑いをいれない。よほどのものである。こと、怠惰に関してだけは、私は、ほんものである。まさか、それを自慢しているわけではない。ほとほと、自分でも呆(あき)れている。私の、これは、最大欠陥である。たしかに、恥ずべき、欠陥である。 怠惰ほど、いろいろ言い抜けのできる悪徳も、少い。臥竜(がりょう)。おれは、考えることをしている。ひるあんどん。面壁九年。さらに想を練り、案を構え。雌伏(しふく)。賢者のまさに動かんとするや、必ず愚色あり。熟慮。潔癖。凝り性。おれの苦しさ、わからんかね。仙脱。無慾。世が世なら、なあ。沈黙は金。塵事(じんじ)うるさく。隅の親石(おやいし)。機未だ熟さず。出る杭(くい)うたれる。寝ていて転ぶうれいなし。無縫天衣。桃李(とうり)言わざれども。絶望。豚に真珠。一朝、事あらば。ことあげせぬ国。ばかばかしく