明治用水、大規模漏水から1年 復旧完了は2025年予定：朝日新聞デジタル

愛知県豊田市にある取水施設「明治用水頭首工（とうしゅこう）」で大規模な漏水が発生してから17日で1年が経った。農業用水の給水が一時停止し、農家に不安が広がったが、JAあいち中央は昨年のコメはほぼ例年並みの収穫量や品質だったとしている。頭首工の復旧完了は2025年6月末を見込んでいる。 豊田市の生田実さん（79）は6ヘクタールでコメやイチジクを栽培している。漏水による断水を受け、当時は「田んぼにひびが入ってどうなるか」と思った。だがその後、通水が始まると平年通りに収穫できたという。昨年に植えたばかりのイチジクの木も青々とした葉をつけ、順調に成長している。 安城市でナシなどを育てる杉野祐康さん（53）は「『この先どうなるんだ』と頭首工まで様子を見にいった」と振り返る。断水後は浄水場まで水を受け取りにいく必要があった。そのため、農作業に遅れが出たが、ナシなどの生育に影響はなかった。雨量も十分にあ

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「明治用水は安城の命」（某安城市民）。「今年4月までに、漏水した場所周辺での地盤改良や川底のエプロンと呼ばれるコンクリートでの舗装、水の通り抜けを防ぐ矢板の設置などが完了…10月ごろから再開」