円は157円付近、米利下げ観測後退でドル上昇－介入観測水準に近づく

24日の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝157円台前半で小安く推移。輸入企業など実需の円売りが円を押し下げている。日本時間２日早朝に円買い介入が実施されたとみられる水準に近づく中、介入警戒感から下げ幅も限定的だ。 円は午前11時27分現在、対ドルで157円10銭で推移（23日午後５時時点は156円76銭）23日は156円53銭まで上昇後、一時157円20銭と１日以来の安値を付けた 外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、購買担当者指数（ＰＭＩ）を受けた米国の景況感の強さを背景としたドルの先高観が円の重しになっていると指摘。ただ、２日早朝に介入があったとみられる157円台に入ったため、「介入警戒感が再燃しており、157円台では実需はドル買い・円売りはできても、投機はそれをしづらいかもしれない」と述べた。 三菱ＵＦＪ銀行米州金融市場部の藤田大志調査役（ニューヨーク在勤）は、157円台で