沈金の技で漆芸救いたい 津幡の芝山さん 広坂で個展 ：北陸中日新聞Web

新作など展示販売 収益一部 県研修所などへ寄付 沈金師芝山佳範さん（４８）＝津幡町＝の個展が、金沢市広坂の金沢・クラフト広坂で開かれている。能登半島地震からの復興を願う新作など１５０点を展示販売し、収益の一部を漆芸を学んだ輪島市の県立輪島漆芸技術研修所などに寄付する。「自分ができる範囲で被災地に貢献したい」と話す。（谷口大河） 沈金は漆芸の技法で、刃物で文様を彫り、金箔（きんぱく）や金粉などを埋めて装飾する。新作「ＦＬＯＷＥＲ」は、花で満たされた能登半島を描いた沈金額。珠洲市はツバキ、能登町はのとキリシマツツジ、輪島市はユキワリソウなど、各自治体ごとに市の花・町の花をあしらった。 月や植物で彩った箱、雲の中を昇る竜を描いた沈金パネル、デザインを手がけたマグカップやコースターなども並ぶ。「沈金は透明感や動物のリアルな感じを表現できる。細部まで見てもらえたら」と芝山さん。箸や小皿を沈金で装飾す

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「自分ができる範囲で被災地に貢献したい」「まだまだ復興は進んでいない。何ができるか考え続けたい」https://www.instagram.com/p/C86vJ29Su2M/