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フーリガン (2005):映画短評|シネマトゥデイ
ヤンキー文化な上下関係や「ハイロー」風乱闘など、ありふれたギャング映画と同じフォーマットながら、... ヤンキー文化な上下関係や「ハイロー」風乱闘など、ありふれたギャング映画と同じフォーマットながら、その組織がウェストハム・ユナイテッドのファーム(コア・サポーター)であり、その実態がアメリカのボンクラ青年目線で描かれることが、とにかく斬新。記者のファーム潜入取材が頻繁に行われている事実を知っていれば、後半の展開は怖さ倍増であり、これまで戦うことを避けてきたイライジャ・ウッド演じる主人公の成長物語としても見応えアリ。ヴァイオレンスだけでなく、ときに茶目っ気たっぷり、“Mr.パーカーJr.”なカジュアル・ファッションもキメるなど、チャーリー・ハナム史上、最高にカッコいい映画でもある。