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山田堰 | 朝倉市
山田堰は、江戸時代に干ばつで苦しむ農民たちを救うため筑後川右岸の耕地を水田化するために設けられた... 山田堰は、江戸時代に干ばつで苦しむ農民たちを救うため筑後川右岸の耕地を水田化するために設けられた井堰です。享保7(1722)年以降形を変え、現在の形となったのは1790年です。その後、幾度も大洪水に見舞われますが、現在も当時の形を留めています。 山田堰から取られた水は、約652haの農地を潤しています。 堰は、水門、導水路、砂利吐き、中舟通し、南舟通しなどが、石張りを用いて構成されています。石張りの斜め堰は日本の伝統的な築堰法ですが、筑前と筑後の国境という地理的制約があるなか、当地の筑後川の屈曲や瀬の形状に合わせ、砂利吐きや舟通しを設けることで、巧に土砂を吐くとともに、用水の安定化を図ったものと考えられます。先人の知恵と技術の結晶であり、朝倉市の輝かしい文化です。2014年には、「世界かんがい施設遺産」に登録されました。 また、2018年、堀川の恩人と慕われる古賀百工の生誕300年を迎えま