デンマークにおける録音図書利用者の若年齢化

スウェーデンアクセシブルメディア機関（MTM : Myndigheten för tillgängliga medier）『読書生活(Läsliv)』2015年第3号，p.18-21 増加。デンマークではNotaのサービスを知って利用する子ども達や若者が増加の一途を辿っている。 国立図書館Notaの館長マイケル・ライトによると、録音図書を読むデンマークの子ども達や若者の数が増えている。テレビやソーシャルメディアでの広報や、読み書き困難に関する意識が高まってきたことがその理由である。 文：トビアス・ウィルステッド 写真：アペルエーガ 6月の早朝、MTMの職員のグループはNotaを訪問する為にコペンハーゲンに向かっていた。NotaはデンマークでのMTMにあたる。彼らは読書困難を持つ人々のために録音図書、電子図書、点字図書を作成している。子ども達も若者達も対象だ。 Notaには約85000人の利