北朝鮮労働党資金担当の欧州責任者、４千億ウォンを横領して姿をくらます

Posted August. 19, 2016 07:16, Updated August. 19, 2016 07:51 北朝鮮の欧州内労働党資金の総責任者が今年６月、約４千億ウォンの秘密資金を持って姿をくらまし、北朝鮮当局が非常事態となっていたという。１７日に韓国に入国したことが明らかになった英国駐在北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使の亡命もこの事件と無関係ではなさそうだ。 欧州のある北朝鮮事情に詳しい消息筋は１８日、「労働党３９号室大成指導局欧州支局の総責任者であるキム・ミョンチョル氏（仮名）が、欧州のある国家で２人の息子と共に６月に行方が分からなくなり、極秘裏に現地当局の保護を受けている」と伝えた。また、「キム氏が管理していた資金はユーロやポンド、ドルなど合わせ約４千億ウォンにのぼると見られ、すべて持ち出したようだ」と明らかにした。欧州で北朝鮮史上最大の党資金奪取事件が起こったのだ。開城

[Ereni]

消息筋「労働党39号室大成指導局欧州支局の総責任者であるキム・ミョンチョル氏(仮名)が、欧州のある国家で2人の息子と共に６月に行方が分からなくなり、極秘裏に現地当局の保護を」管理していた資金は約４千億ウォン