鶴岡路人×細谷雄一｜戦争が日本へ突きつける「教訓」とは ウクライナ侵攻から一年 #3：鶴岡路人,細谷雄一 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から一年。アジアでも有事の可能性が懸念される現在、この戦争から日本が学ぶべき「最も重要なこと」は何か。英国外交史と国際政治が専門の細谷雄一氏と、ヨーロッパの安全保障を専門とし、新著『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』（新潮選書）を刊行した鶴岡路人氏が、「日本の喫緊課題」を語る。 ＊＊＊ 日本人の戦争観は「先の戦争」で止まっている 細谷雄一 ロシアによるウクライナ侵攻から一年を迎えて、鶴岡さんとこの一年間を振り返りながら、「欧州戦争」としての性格、そして「ロシア問題」について議論をしてきました。今回は日本との関係を考えてみたいと思います。この戦争が始まった頃から、力で現状を変更しようとする国家はロシアだけではない、日本にとってもまったく他人事ではないということが盛んに言われてきました。 鶴岡さんはロンドン大学キングス・カレッジで「戦争研究」を修め

[ryokusai]

「侵略された国が国際社会から支援を受けるというのは、実は何ら当たり前ではないのです。2014年のクリミア併合の時には、誰もウクライナを支援しなかったわけです。」

[paravola]

（今回の中国のやったようなことが、ほんとの「平和構築」「積極的平和主義」であり、日本国憲法前文の精神だろう）

[WonderBoy]

“次に来るのは「日本が攻撃される戦争」”

[maeda_a]

“法の支配による国際秩序という原則、自由で開かれた国際秩序や、侵略を認めてはいけないという規範”

[ysync]

「攻撃をされないようにするためにはどうしたらいいかという教訓と、攻撃された時にどうしたらいいかという教訓がない。」

[prna79]

“日本が次に巻き込まれる戦争は、ほぼ間違いなく日本が攻撃する戦争ではなく、攻撃される戦争であろうということです。だとしたら我々が学ぶべきなのは…どのようにウクライナのように抵抗するかという教訓…です”

[sugimo2]

“朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争そしてイラク戦争と大きな戦争が起きてきましたが、これらの戦争を冷静に客観的に分析するのではなく、感情的に拒絶して、時には無視し、看過してきた”