第4回 少しだけ高度なモデリング技術（その1）関連クラスと集約、コンポジション

関連クラス（社員と会社、関連クラスの実装） 図1のクラス図は、第1回「まずはUMLのクラス図を書いてみよう」の「関連の多重度」の中で、誤った多重度として取り上げたものです。この図は、複数の会社に所属する社員がいるという意味がありました。この意味を深く考えてみると、このクラス図にはもっと本質的な問題点があることが分かります。 社員と会社の関連を深く考えるため、図1に主たる属性を入れてみました（図2）。同時にこのクラス図のオブジェクト図も示しています。さて、図2のオブジェクト図を見てください。山田さんは＠ITとBeanStoreという2つの会社に所属していますよね。いかがでしょうか、何か変だと思いませんか？ よく考えると、山田インスタンスの社員番号、所属部門、e-mailアドレスなどはBeanStore社と＠IT社それぞれになければいけないように思えるのですが、それがこのモデルでは表現できてい

[zonoise]

“モデルとして分かりやすいかどうかで、集約と関連のどちらにするか判断”　んー曖昧

[TakahashiMasaki]

{UML][情報処理]UMLのクラス図，関連，集約，コンポジション