政府による海賊版サイトのブロッキング要請は「法的に大きな問題」 情報法制研究所が反対声明

情報法制研究所（JILIS、理事長：鈴木正朝・新潟大学法学部教授）は4月11日、政府がISPに対して、著作権侵害サイトのブロッキング要請を検討している件について、「通信の秘密や通信の自由を侵害し、検閲にも該当しうる重大な措置で、法的に大きな問題がある」と、反対する声明（PDF）を発表した。要請が行われれば、「法治国家原理からの深刻な逸脱と理解せざるを得ない」などと厳しく批判し、要請を控えるよう政府に呼び掛けている。 声明ではブロッキングについて、憲法や電気通信事業法が禁止する通信の秘密の侵害に当たると指摘。政府は海賊版サイトのブロッキングを刑法上の「緊急避難」と位置付け、違法性が阻却されると整理する方向だと伝えられているが、「緊急避難が認められるためには、現在の危難、補充性、法益権衡といった要件が必要」であり、海賊版サイトのブロッキングが「これらを充たすかどうかには疑問が多い」とする。また

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違法DL問題は昨日今日の事じゃないのに法整備を怠って、今になっていきなり「緊急避難」とか言われても。/中国が悪辣な独裁国家なのは周知の通り。日本を中国のようにしてはいけない。/国家と人間は分けて考えよう。

[washita]

「ルールに違反する可能性が高い」「違反すると悪いことが起きる危険がある」てのは法律好きにしか訴求しなさそうで、どう法的に手当したら被害を食い止められるか或いは被害を補填できるかが世論には重要では

[deep_one]

「法治国家原理からの深刻な逸脱と理解せざるを得ない」立憲主義という言葉を聞いたことがないという党をなめてはいけない。法治国家の原理も知らないだろう。（ほぼ同じ意味だし。）「悪用はしない」とか言い出す。

[Kfpause]

先ほど紹介したJILISのTF緊急声明の適切な要約が報道されているのでご紹介。

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