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【熊野孝文・米マーケット情報】現物取引から先渡し取引に進化し始めたコメ取引
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【熊野孝文・米マーケット情報】現物取引から先渡し取引に進化し始めたコメ取引
日本コメ市場が主催した令和元年の第1回目の取引会が5月9日に東京、大阪、福岡の3会場で開催された。参... 日本コメ市場が主催した令和元年の第1回目の取引会が5月9日に東京、大阪、福岡の3会場で開催された。参加者は3会場合計で84卸109名。上場数量(売り希望)は77産地銘柄4334tになっており、前回3月5日に比べ4割ほど上場数量が少なくなっており、前年同期に比べても8%ほど少なくなっている。 主な産地銘柄の60kg玄米の上場加重平均価格は前回価格に比べ北海道ななつぼしが値下がりしたのに対して新潟コシヒカリが507円も値上がりしている。詳しくは同社がホームページにアップしているのでそちらを見て頂きたいが、実際の取引会では参加者に東京着基準の価格が記された産地銘柄別の売りメニューが提示され、参加者はこのメニューを見て応札して成約するという仕組みである。売りものの件数はもち米や外国産米も含めると602件もある。 実際に成約したものは、岩手あきたこまち1等1万4700円(東京着、税別)、宮城ひとめぼ