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シンとんぼ(54)食の安全とは(12)
令和3年5月12日に公表された「みどりの食料システム戦略」をきっかけに始まったシンとんぼは今、そもそ... 令和3年5月12日に公表された「みどりの食料システム戦略」をきっかけに始まったシンとんぼは今、そもそも「食の安全」とは何かということを検証しようと試みている。現在、「毒性とは何か」をテーマにすえており、毒性を科学的にとらえて身近なものと比較しながら毒性を考えている。 前回、「農薬Aを散布したナス159本を一気に食べることで体重50kgの人の致死量に達する。」と仮設を述べたが、ちょっと説明が足りなかったので追加で説明したい。 ここでいう「農薬Aを散布したナス」とは「農薬Aを散布した直後で、散布後の付着量が全量ナスに残留している状態のナス」のことを指す。通常ナスが出荷されるのは、どんなに早くても散布後24時間経過しないと出荷できないので、散布した農薬が全量残っているナスが出荷されることはまずないだろう。散布後には農薬成分の分解が起こったり、洗浄で洗い流されたりして、人が口にする時には、かなりの