トマト苗、２本仕立てでコスト・労力削減

サカタのタネは５月１日から、トマトの２本仕立て接ぎ木苗「ツートップ苗」の受注を開始する。「コスト、労力を削減し、生産現場を一変させる画期的な商品」だとして、積極的に拡販をめざす考えだ。 「ツートップ苗」は、１つの根から２本の枝を均等に生育できるこれまでにないタイプの接ぎ木苗だ。定植する苗の数を半分に減らすことができるので、苗代や防除にかかるコストを減らせるほか、作業の省力化にもつながる。また、同社独自の生産技術で小型化に成功し、輸送費用も大幅に削減できる。 トマトの苗は主茎のみ育てる１本仕立てが一般的だったが、近年、省力化などの観点から２本仕立てのニーズが高まっている。しかし、２本の生育に差が出るため摘果や収穫期にズレが生じること、また、接ぎ木には高い技術を要することなどの課題があった。 「ツートップ苗」は主茎と副茎を育てる従来の２本仕立てとは異なり、二葉から出る側枝２本をのばすため生育が

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サカタのタネ、「ツートップ苗」