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米FRB、大手行への自己資本規制緩和措置の3月終了を決定(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
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米FRB、大手行への自己資本規制緩和措置の3月終了を決定(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
米国連邦準備制度理事会(FRB)は3月19日、大手銀行を対象にした自己資本規制の特例緩和措置を3月末で終... 米国連邦準備制度理事会(FRB)は3月19日、大手銀行を対象にした自己資本規制の特例緩和措置を3月末で終了すると発表した。緩和措置の終了により、大手行が米国債などを今後売却することが予想されることから、金利上昇圧力につながる恐れがある。 3月末の終了を決定したのは、「補完的レバレッジ比率(Supplementary Leverage Ratio、以下、SLR)規制」と呼ばれる2008年の金融危機後に導入された大手行に対する資本規制の緩和措置で、同比率は分子に自己資本、分母に貸し出しや債券といった保有有価証券、デリバティブ(金融派生商品)などのリスク資産の額を置いて算出される。金融危機の反省から、グローバル金融システム上で重要な銀行に対しては、金融危機時でも損失を十分に吸収できるよう資本を積むことが求められており、基準として5%(注)に設定されている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による