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津波防御のかさ上げ道路「玉浦希望ライン」全面開通 宮城・岩沼市 | 河北新報オンラインニュース
東日本大震災で被災した宮城県岩沼市玉浦地区で、津波の多重防御策の一環として建設されてきたかさ上げ... 東日本大震災で被災した宮城県岩沼市玉浦地区で、津波の多重防御策の一環として建設されてきたかさ上げ道路「玉浦希望ライン」が24日、全面開通し、車両の通行が始まった。 2013年着工の玉浦希望ラインは市道3路線と県道から成る。総延長は計約7.2キロで、計約60万立方メートルの土を盛って4~5メートルかさ上げした。総事業費は105億円。 先行利用されてきた約4.5キロに続き、24日は残る約2.7キロが開通。付近住民ら約100人が出席して現地で開かれた式典で、菊地啓夫市長は「住民が安全に暮らす環境が整った。復興事業の完成に向けた大きな一歩だ」と述べた。 玉浦希望ラインは名取市境から阿武隈川まで南北に整備された。海側に高さ約10メートルの避難丘14基を配置した「千年希望の丘」などと共に、津波の威力を減衰させる役割が期待される。
2019/03/10 リンク