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横浜・有隣堂本店に謎の絵(上)手掛かりはTociau 追う!マイ・カナガワ | カナロコ by 神奈川新聞
「もう、何年も前から気になっていたのですが」という疑問が、横浜市南区の男性会社員(53)から「追... 「もう、何年も前から気になっていたのですが」という疑問が、横浜市南区の男性会社員(53)から「追う! マイ・カナガワ」取材班に届いた。伊勢佐木町(横浜市中区)の有隣堂本店にある絵が「作者名もタイトルも見たところありません。どんな経緯で飾られたのかも気になります」という。“ハマっ子の本棚”とも言える有隣堂本店に掛かる絵の正体は? 謎の絵があると聞き、文化部で美術を担当して10年になる下野記者が、有隣堂本店に足を運んだ。正面玄関を入って左側、高い位置の壁に、確かに大きな絵が飾ってある(写真【1】)。 全体的にくすんだ茶系の画面。右側に足を交差した人物、左にはテーブルと椅子。テーブル上に丸い花瓶、白いポット、果物、魚の載った皿などが並ぶ。テーブルは真上からの視点だが、ポットは横から。人物も簡略化された線で描かれている。20世紀初頭に流行したキュービズムと呼ばれる前衛美術に特徴的な表現で、ピカソの
2021/09/19 リンク