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京都府伊根町沖から新種テッポウエビ類の発見―貴重な抱卵メス1個体―
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京都府伊根町沖から新種テッポウエビ類の発見―貴重な抱卵メス1個体―
邉見由美 フィールド科学教育研究センター助教と駒井智幸 千葉県立中央博物館動物学研究科長との共同研... 邉見由美 フィールド科学教育研究センター助教と駒井智幸 千葉県立中央博物館動物学研究科長との共同研究グループは、京都府与謝郡伊根町沖の海底から未記載の甲殻類を発見し、新種「ワカサムラサキエビAthanas exilis」として記載しました。新種の第3〜第5胸脚の指節が細長いことから、ラテン語で「細長い」を意味する「exilis」を用いてAthanas exilisとしました。なお、若狭湾から採集されたことから、「ワカサムラサキエビ」としました。 一年間の定期調査で、ワカサムラサキエビは抱卵メス一個体しか採集されていないことから、個体数の少ないエビであることが考えられます。昨年新種記載されたワカサスナモグリに続いて、京都府の海からまた新種発見の報告となりました。日本海にエビ類の未知なる生物多様性があると考えられ、今後の研究により生物相を解明し、多様化のプロセスに関する知見が増えることが期待さ