2週間で長崎から台湾へ 旅するチョウ「アサギマダラ」 バイオパーク・伊藤園長 飛行ルート調査 - 長崎新聞 2023/11/23 [12:00] 公開

長距離を渡り「旅するチョウ」として知られるアサギマダラ。長崎バイオパークの伊藤雅男園長（62）が10月に長崎市野母崎樺島町から放った1匹が、2週間後に約1400キロ離れた台湾西部の離島、澎湖（ほうこ）諸島で見つかった。研究者や愛好家らの間では、長崎県上空を飛ぶ「日本海ルート」の存在が知られており、伊藤園長は「澎湖諸島に到達か中継地点とされる説が強まってきた」としている。 アサギマダラは羽があさぎ色（薄い藍色）で体長約10センチ。日本や台湾、韓国などに生息しており、春に北上、秋に南下する。長野県など本州からの飛行ルートは、関門海峡を通る「日本海ルート」のほか、四国などの海岸沿いから台湾へ向かう「太平洋ルート」があるとされている。 伊藤さんは1997年から計8万5千匹超のチョウの羽に印を付けて飛行ルートを調査。今年は県内の山中から約1600匹を放った。今月9日に台湾の調査員によって再捕獲された

[Akkiesoft]

https://www.youtube.com/watch?v=fPNzp88w3ec の動画から