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重野安繹伝記を復刻・増刷 阿木名まちづくり委員会 瀬戸内町
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重野安繹伝記を復刻・増刷 阿木名まちづくり委員会 瀬戸内町
瀬戸内町阿木名集落の住民有志で構成する阿木名まちづくり委員会はこのほど、伝記「薩州頑質列伝『俺は... 瀬戸内町阿木名集落の住民有志で構成する阿木名まちづくり委員会はこのほど、伝記「薩州頑質列伝『俺はおれ』~重野安繹の巻~」(久保統一著)を復刻・増刷発行した=写真。同委員会の岩井義照委員長(68)は「阿木名にゆかりのある重野先生の功績を全国の方々に知ってほしい」と話している。 重野は江戸時代末期から明治初期に活躍した漢学者、歴史家であり、日本最初の文学博士の一人。1857年に奄美大島遠島処分を受け、阿木名集落で約6年間過ごした。その間、西郷隆盛とも親交を深めた。帰藩後、薩英戦争の戦後処理で能力を発揮。上京し、修史局・修史館で正史(国家史)の編さん事業にも関わった。 同伝記は1971年、南日本新聞に同タイトルで執筆・連載されたもの。74年に春苑堂書店から合本が発刊されたものの、絶版となっていた。 発行者の許可を得て今年、阿木名まちづくり委員会が集落づくりの一環として取り組む「重野安繹顕彰事業」