奈良新聞文化賞 更谷さん、今津さん、森野さん授賞式｜奈良新聞デジタル

第27回奈良新聞文化賞の授賞式が4日、奈良市法華寺町の奈良新聞社で行われ、元十津川村長の更谷慈禧さん(75)、日本の文化財科学、保存科学の第一人者で奈良大学学長の今津節生さん(67)、国内最古の民間薬草園「森野旧薬園」(宇陀市、国史跡)を維持管理する11代目森野藤助さん(50)の3人に賞状と記念品が贈られた。 式には受賞者3人と奈良新聞社の役員らが出席。田中篤則社長が「ささやかな賞ですが、県内で誰もが認める活躍をされている方にお贈りしています」とあいさつし、受賞者に賞状と記念品を手渡した。 5期20年にわたって十津川村長を務めた更谷さんは、2011年の紀伊半島大水害とその復旧復興を振り返り、いまだ行方不明者がいることに触れつつ、「皆さんのおかげで普通の生活ができるようになった。今後も私にできることを精いっぱいやっていきたい」と話した。 今津さんは、県立橿原考古学研究所在職時に開発した、遺跡