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バブル時代 テレビ界に思い上がりと愚民思想はびこり始めた
昨今の総視聴率の低迷と収益の悪化、そして各所から上がる非難の声――。 だが、光輝く時代もあったのだ。... 昨今の総視聴率の低迷と収益の悪化、そして各所から上がる非難の声――。 だが、光輝く時代もあったのだ。バブル時代にテレビは、あこがれの産業へと変貌した。年収は軽く2000万円超え、経費は使い放題。裏方であるはずのテレビマンが、「ギョーカイ人」と名乗り、自ら芸能人のように番組に顔を出し始めた。 この「ギョーカイ人」と「パンピー(一般ピープル)」という業界用語が誕生したことが象徴であるように、この頃からテレビ界には、思い上がりと愚民思想がはびこり始めた。それは「テレビ崩壊」の始まりでもあった。 バブルの金余りとメディアとしての影響力の肥大化で、「チャンネルを持っているだけで広告料が勝手に入ってきた」(キー局制作部門OB)。テレビマンは、視聴者を忘れ、スポンサーや“数字の取れる”タレントばかりに目を向け始めた。テレビの発展を支えてきた「柱」が、コンテンツではなく、利権に代わった瞬間だ。 そんなボロ
2011/08/10 リンク