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日本の中東政策「ATMにならないために」
トルコで突然反政府デモが始まり、中東が再び流動化し始めたさなかの今月初め、筆者はカイロで会議に出... トルコで突然反政府デモが始まり、中東が再び流動化し始めたさなかの今月初め、筆者はカイロで会議に出席していた。イラク戦争から10年ということで、世界中の若手イラク研究者を集めて2日間にわたって開催された国際学会を、主催者として企画運営していたのである。 中東、欧米諸国から50人以上もの研究者が参加し、45もの報告が行われたその会議では、いずれのパネルもエキサイティングだった!と、皆満足してくれた。特にヨーロッパや中東出身の若手研究者の、熱心なこと。EUは、最近の経済危機で学術支援がストップしているらしい。EUは9.11後、ブッシュ米政権の嫌イスラーム的外交政策に対抗するかのように、地中海をはさんで中東・北アフリカ諸国との対話プロジェクトを大々的に進めてきた。それが道半ばに挫折しているのだろう。途中で支援を絶たれた若手研究者が苦労しているようだ。 クルド自治政府の資金援助でロンドンで学ぶ博士課
2013/06/20 リンク