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これは新しいマクロ経済学の教科書だ|週末オススメ本ミシュラン
ヘリコプターマネーというのは、政府や中央銀行が、まるでヘリコプターからばらまくように、市中に貨幣... ヘリコプターマネーというのは、政府や中央銀行が、まるでヘリコプターからばらまくように、市中に貨幣を供給する究極の景気浮揚策だ。このヘリコプターマネーは、日本では評判が悪い。まるで打ち出の小槌のようにお金が生まれる魔法がありうるはずがないという倫理観があるからだ。 しかし、ヘリコプターマネーのアイデアは、ノーベル経済学賞の受賞者であるフリードマンが、1969年に提唱し、バーナンキ前FRB議長が導入を推奨するなど、多くの偉大な経済学者が支持をしている。 ヘリコプターマネーは、大きく分けて、政府紙幣を発行する直接方式と、国債を中央銀行が買い取り、その資金を財政資金に充てる財政ファイナンスという2つの方式がある。そして、「財政ファイナンスとしてのヘリコプターマネーは、昔から行われており、今も行われており、これからも行うしかない政策だ」というのが、著者の中心的な主張だ。その主張を裏付けるため、著者は
2016/12/28 リンク