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【東南アジア人材の勘所】第5回 異文化理解力とは - NNA
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「私は悩んでいた。当時、米国赴任中だった私が作成した資料に関して、米国人上司からの修正指示をいつ... 「私は悩んでいた。当時、米国赴任中だった私が作成した資料に関して、米国人上司からの修正指示をいつも聞き逃してしまっていた。英語力の問題?それも否定できないが、もっと大きな問題があった」―――今回は日本企業の海外拠点に勤務する日本人社員が直面した、アジア各国と日本とのビジネス文化の違いについて、エリン・メイヤー著『異文化理解力(原題:The Culture Map)』の八つの指標から読み解いていきたいと思います。 異文化を理解する八つの指標 『異文化理解力』(英治出版)は、欧米の著名なビジネススクールINSEAD(インシアード)で教鞭(きょうべん)を執るエリン・メイヤー氏が2014年に著した、異文化マネジメントに関する代表的なビジネス書です。その中で、著者は以下の八つの指標をもとに世界各国のビジネス文化を可視化しています。 1. コミュニケーション:ローコンテクストvs.ハイコンテクスト 2