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授乳期の短鎖脂肪酸が子の気管支喘息を改善する
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター 粘膜システム研究チームの大野 博司 チームリーダー、伊藤... 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター 粘膜システム研究チームの大野 博司 チームリーダー、伊藤 崇 訪問研究員(研究当時、現 客員研究員)、千葉大学大学院 医学研究院 小児病態学の下条 直樹 教授(研究当時)らの共同研究グループは、授乳期の母マウスに短鎖脂肪酸[1]の一種であるプロピオン酸を投与すると、子の気管支喘息[2]の病態の一つであるアレルギー性気道炎症[2]が抑制されることを発見しました。 本研究成果は、特定の腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸が腸管内のみならず、アレルギー疾患などの腸管外疾患に深く関与していることを示しており、今後、腸内細菌や短鎖脂肪酸をターゲットとした、気管支喘息を含めたアレルギー疾患に対する新しい治療法の開発に寄与すると期待できます。 腸内細菌や短鎖脂肪酸は、肥満や糖尿病などの代謝性疾患、炎症性腸疾患や大腸がんなどの消化器疾患などのさまざまな病態に深く関与して
2023/05/12 リンク