【マンション傾斜】横浜のマンション、新たに鉄筋確認できない２３カ所 - 産経ニュース

横浜市西区のマンションで全５棟のうち１棟が施工ミスで傾き、他の４棟の基礎部分の鉄筋が誤って切断された疑いが出ている問題でマンション管理組合側は３日、市内で記者会見し、鉄筋切断の疑いがある箇所の写真を公開するとともに、これらとは別に「補強筋」と呼ばれる鉄筋が確認できないところが４棟で２３カ所あったことを明らかにした。 管理組合によると、配管工事の際にコンクリートに穴を開けるため鉄筋で補強が必要な箇所を販売した住友不動産が調べたところ、補強筋が見つからなかった。鉄筋切断の疑いがある部分も他に２３カ所あることが分かっている。 住友不動産は全棟建て替えを住民に提案し、５日に説明会を開く。 同社は平成２６年６月に傾きを公表し、くいが強固な地盤に届いていなかったと明らかにした。他の３棟でもくいの未達や深度不足が判明。鉄筋切断の疑いについては、地下部分のコンクリートに穴を開ける工事で不具合があったとする