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絵師が描いたおん祭 奈良博で52件展示
春日若宮おん祭の開催に合わせ、奈良国立博物館(奈良市)で特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」が開か... 春日若宮おん祭の開催に合わせ、奈良国立博物館(奈良市)で特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」が開かれている。中世から近世にかけ、絵師が描いたおん祭の祭礼図を紹介しているほか、大社の「御造替(ごぞうたい)」に関わった絵師を特集。期間中に計52件を展示する。来年1月13日まで。 展示品のうち、「探幽(たんゆう)縮図 春日若宮祭礼絵巻」(江戸時代、京都国立博物館蔵)は、狩野探幽が見たさまざまな絵画を略筆で写し取って記録したもの。おん祭の「お旅所祭」や「お渡り式」の行列などが描かれている。このほか、おん祭を描いた江戸時代の絵巻や屏風(びょうぶ)などがあり、往時の様子が見て取れる。 また、神馬(しんめ)に口取りを配した「絵馬」(室町時代、春日大社蔵)や、「競馬図衝立(ついたて)」(江戸時代、春日大社蔵)のほか、春日大社本殿の第2、第3殿の御間塀(おあいべい)に描かれた図の写し「唐獅子(からじし)牡丹(