節分おなじみ「恵方巻丸かぶり」発祥は大阪市此花区？ 地元高校生調理の「巻きずし」ホテルで振る舞いへ

節分の定番となった「巻きずしの丸かぶり」の発祥の地とされる大阪市此花区で、同区内の高校生が、身近な地域の風習を知ってもらおうと「節分の巻きずしづくり」に挑戦した。節分の３日には、ホテルの厨房（ちゅうぼう）で調理した巻きずしをレストランの利用客に振る舞う。生徒たちは「おいしく食べてもらい、地域経済活性化につながれば」と意気込んでいる。 巻きずしづくりを企画したのは、市立咲くやこの花高校（同市此花区西九条）食物文化科の２年生約４０人。此花区が丸かぶりの発祥の地であることを知り、調理実習の一環として地元の食文化とコラボした巻きずしをつくることを思いついた。 丸かぶりの由来には諸説あるが、此花区郷土史研究会によると江戸時代、当時の申村（さるむら）（現在の伝法地域）で盛んだった「世念講（よねんこ）」と呼ばれる集まりで、村の若者や船頭衆らが巻きずしを食べる際、人数が多く、切り分けずに丸かぶりにして食べ