【関西財界セミナー】トランプ外交で米中緊迫の懸念、世界経済の秩序崩れる可能性も（1/4ページ）

国立京都国際会館で開幕した第５５回関西財界セミナー＝９日午前、京都市左京区の国立京都国際会館（寺口純平撮影） 関西の企業トップらが世界経済や経営課題などを議論する「関西財界セミナー」が９日、京都市の国立京都国際会館で開幕した。１０日までの日程で、激変する国際情勢への対応や、関西経済の活性化に向けた成長産業の育成などを話し合う。 全体テーマは「温故創新〜総力でつくる未来」。６つの分科会を設け、トランプ米大統領の政策が日本の安全保障や経営環境に与える影響などを討論。関西が強みを持つスポーツ産業の育成や、人工知能（ＡＩ）の実用化による働き方の変化も取り上げる。 トランプ米大統領の外交と日本の安全保障 第１分科会はトランプ米大統領の外交と日本の安全保障をめぐって意見を交わした。伊藤俊幸元海将は「トランプ政権の最優先事項は過激組織、イスラム国（ＩＳ）の打倒。それまで東アジアでは日本を含めた同盟国に現